仕事がうまくいかない時&転職時にチェックすべき12つの禁止令

コミュニケーションがうまく取れないゆえに、仕事で辛い想いをすることがあります。
いつも最初の半年くらいは問題ないものの、1年経つ頃には退職していることや部署異動の依頼を出すということがあります。
いつになったら仕事してくれるんやろ…
付き合って、結婚して、子どもも生まれて、変わろうとしない転職癖。転職が多すぎる…
転職する夫についてネットで調べても3年に1回とか1年に1回の記事を読むけど、うちの旦那は1ヶ月に1回とかレベル。よくて3ヶ月。一緒にいるの疲れた。#クソ旦那 #転職癖— 限界だヽ(^0^)ノ (@IztFs) January 26, 2020
もし仕事がうまく行かず転職を何度も繰り返してしまうのであれば、それは禁止令の影響を受けている可能性が高いです。
この記事では、禁止令について解説していきたいと思います。
もくじ
仕事がうまくいかない時&転職時にチェックすべき12つの禁止令とは
禁止令とは、「〇〇してはいけない」と幼い頃に刷り込まれたメッセージのことで、それは大人になってもその人の思考や感情をかなり強く制御してしまう強力なパワーを持つものです。
禁止令は幼児決断の内容に基づいて形成されていきます。
人はこの禁止令が働いている状況では、無意識のうちに自分に強いブレーキをかけてしまいます。その働いている禁止令に反するような思考や行動を使用とすると、強いストレスを感じ、体が緊張したり、強い不快感を覚えます。
誰でも禁止令は複数持っている
どんな人でも禁止令を複数持っています。どの禁止令も持っていないという人はいません。3つ、5つ、8つの禁止令を持っている人もいるでしょう。
「禁止令が少ないから良い、多いからダメだ」という単純なものではありません。
重要なのは、自分にはどんな禁止令があって、どのように対処していけばいいかを知ることです。
交流分析の12つの禁止令
① 存在するな
② 成長するな
③ 成功するな
④ 重要であるな
⑤ 感じるな
⑥ 健康であるな
⑦ 属するな
⑧ するな
⑨ 子供であるな
⑩ 近づくな
⑪ お前の性であるな
⑫ 考えるな
① 存在するな
この禁止令が最も強い禁止令です。
自分の存在価値を認めることを許されない、もしくは認められる機会が非常に少ない環境で育った人によく禁止令です。
- 自分の存在価値を認めることができない
- どこかに消えてしまいと思う
- 何かに依存した生活を送ってしまう
- 事故や大きな事故に繰り返し遭う
- 「死」への空想を持つ(自殺や他殺への可能性)
- 親から「あなたなんかいなきゃよかったのに…」
- 親は常に働いていて、ニグレクト(無関心や育児放棄)があった
- 親の蒸発(失踪)、自殺
- 親自身の人生が無計画で場当たり的
- 精神的・性的・身体的虐待を受けていた
② 成長するな
親からの成長することに対してネガティブなメッセージを受け続けた結果できた禁止令。
- 責任あることを任されることが苦手
- 些細なことで口喧嘩のようになることが多い
- 甘えん坊キャラ(周囲がカバーする)
- 笑ってごまかす
- 子供っぽい立ち振る舞いになる
- 過保護もしくは過干渉な親に育てられた
- あなたが失敗したときや何もできないでいると親は優しくいつも面倒を見てくれた
- 親のどちらかが配偶者に依存的な関係の中で育った
- 事あるごとに「子供のくせに」と言って否定される
③ 成功するな
繰り返し同じパターンで失敗し、成功が怖いため取り組んでいることを投げ出してしまう禁止令
- 常に努力を自分に要求する
- 何かに没頭してしまう
- 常に新しい何かに挑戦しようとする
- 燃え尽き症候群になりやすい
- 重要な場面で大きな失敗をしたり体調を崩す
- 親の口癖が「まだ、まだだな」
- 親が子供の達成したことよりも達成できなかったことでばかり評価
- 親から期待されない
- 良い結果を出しても褒めてもらえないのに、悪い結果になったときのほうが親はよく慰めてくれた
④ 重要であるな
他の人から見て私は常に注目されるに値しない人、注目されてはいけないような存在という禁止令。
- 人前で発言することや何かをすることに強い拒否感がある
- 常に地味であるため、居てもいなくてもいいような存在に思われる
- 失敗を過剰に恐れて、行動できない
- 自分のためにお金を使えない
- 言い訳が多く、頑固な側面もある
- 「お前なんかがそんなことできるわけないだろう」とよく否定されていた
- 自分の意見を親に聞いてもらえたという経験が少ない
- 親から口癖が「もっと人のことを考えなさい」
- 他の兄弟もしくは姉妹のほうがよく褒められた
⑤ 感じるな
人として感じる喜怒哀楽の感情を表現することが許されず、自分のことがよくわからないと感じている人にある禁止令。
- 自分の感情がわからない
- 自分のことなのに、他人ごとに捉えることがある
- 表面的には笑顔でいても、内心ではイライラしていることが多い
- 感情を抑え込むあまり、摂食障害(嘔吐・過食)の傾向がある
(痛みや満腹感、空腹感、味覚といった「感覚」を感じないため)
- 自分の感情を言葉で表現するのが苦手
- 親が自分の感情をほとんど表現しない家庭だった
- いじめや虐待などのあまりの辛い経験のゆえに、負の感情をもう感じないように決意して、負の連鎖を止めようとした
- 親が感情的な人を否定する傾向があった
- 親が短気で起こりやすかったため、不安な気持ちをいつも隠すために感情を押し殺して笑顔でいた
- 自分が泣きたい状況でも誰もかまってくれなかった
⑥ 健康であるな
身体的な要因よりも、ストレスを強く感じているときに定期的に体調を崩してしまう人が持っている禁止令。
- 少し強いストレスを感じると、体調を崩してしまう
- 重要な場面の直前に体調が優れなくなったり、ケガをする
- 医者で検査しても「異常なし」と言われる
- 大病でもないのに、治りが遅い
- 子供のころに病気やケガをしたときは、親からの注目を得られた
- 病気やケガがあったから、自分にとって嫌なことを回避できた
⑦ 属するな
集団やグループに溶け込むことがなかなかできない人に多い禁止令。
- チームプレーが苦手
- どこか孤独感がある
- 子供のころ、何らかの事情で家族バラバラに生活していた
- 親は団体行動が好きではなく、組織の中に所属することをできるだけ避けた
- 家計がとても裕福・貧乏/海外赴任があったため、一般とどこか違うという感覚がある
⑧ 何もするな
何事も行動する前に、行動できない理由に注目してしまい何も達成できない禁止令。
- 行動しようとすると、心配、緊張、恐怖さえ感じる
- 考えるばかりで結論が出ない
- 優柔不断な傾向
- ハッキリと断れない
- やりたいことをやろうとすると罪悪感がある
- 親が行動的ではなかった
- 何事に親から指示されたことしか許されなかった
- 基本的に褒められなかった
- 指示されたこと以外を行なうとひどく叱られた
⑨ 子供であるな
子供のときから大人のような立ち振る舞いを求められたため、うまく人に甘えることができない多い人が持つ禁止令
- パニック症、不安障害、対人恐怖症
- 子供っぽい反応をしている人に強い憤りを感じる
- わがままや人に要望を伝えられない
- 感情表現が苦手
- 他人に対して支配的で、親的役割を担いたがる
- 両親ともに真面目で、甘えさせてもらえなかった
- 「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから我慢しなさい」とよく言われた
- 親がいつも大変そうなのを見て、弟(妹)を支えなければいけないと思った
- いつも「良い子」を演じ、本当の感情を押し殺し、親からの愛情を得ようとした
⑩ 近づくな
人との交友関係をいつも心から楽しむことができないと感じる人に代表される禁止令
- 人に相談や本心を出せない
- いつも一人でどうにかしようとする
- 他人と分かり合うことはできないと強く思っている
- 本心や触れられたくない話題を悟られないようにするために、自分から過剰に話す
- 自分のものを他人に触られたくない
- 親が気分屋で機嫌を損ねやすく、いつも緊張していた
- 親から身体的・精神的・性的虐待を受けていた
- 親とのスキンシップが不足していた
- いじめを経験し、人に近づかなければいじめられないと考えた
- 親から「〇〇とは遊ぶな!」と特定の人との接触を制限された
⑪ お前の性であるな
その家庭が重視する性別で生まれなかったときに起こりえる禁止令
- 「女らしさ」「男らしさ」という言葉に過敏に反応する
- 異性に近づくことに抵抗がある
- 「(女性というだけで)男性には負けたくない!」と意地になる
- (男性だが)男性っぽい格好をしない
- 親が異性の兄弟(姉妹)ばかりを可愛がった
- 親が期待した性の格好を着せられていた
- 性的虐待を受けていた
- 親から「(女子に)男の子には負けるな」「女はお嫁さんになることが一番の幸せ」のように性を意識させる価値観を教えてきた
⑫ 考えるな
幼少期に親から受けていたネガティブなメッセージで、思考・判断することを許されなかった人が持つ禁止令。
- 冷静に/論理的に判断できない
- 自分で判断することが苦手
- 占いや甘い話に騙されやすい
- 指示されないと何もできない
- 支配的な親で細かい指示をよく出していた
- 自分が考えたことに親は否定、軽蔑もしくは批判で返していた
- 親が感情的で、冷静に考えられない人だった
- 親に「口答えするな」という雰囲気があった
まとめ
いくつの禁止令があなたの中にはありそうですか?
親がよく言っていた口癖や親との幼少期の生活を思い出してみると、該当する禁止令は必ず複数あるはずです。
一度過去のアルバムなどを見ながら、過去を思い出してみてください。
そうすると、自分を苦しめている禁止令が見つかり、対処することができるようになります。
今後も少しでも有益な情報を伝えていきたいと思っています。私のモチベーションにもなるので、この記事を読んで共感した!よかった。と思ったら下の「いいね!」ボタンをポチっとお願いします。こういう記事を書いてほしい!という要望がありましたら、お気軽に「お問い合わせ」からリクエストしてください。お待ちしております。