ある天ぷらの店主が語った「おもてなし」の極意

1週間くらい前に友人がわたしたち夫婦に会いに来てくれたので、遠方から来てくれるので「どうせならちょっとしたいい体験ができるお店に連れていってあげたいね」と妻と話していました。
そこで、今回行ったのは、一風変わった天ぷら屋さんに行くことになった。店や駐車場の雰囲気から何か他と違う雰囲気を漂わせているこの天ぷら屋。
独特なオーラ
- 駐車場は最大で2台までのスペース
- 駅からも遠く、立地条件は決してよくない。
- 案内されたテーブルからは厨房の一部が見るが、一般家庭のキッチンの雰囲気
- 店主一人で切り盛りしていて、スタッフは誰もいない
今回初めての入店で非常に興味をそそられた。しかし、本当に感動したのは料理と料理後に語られた店主の「おもてなし」へのこだわりだった。
素材をそのまま生かす
前菜:
出された天ぷらはサクサクしているだけでなく、本当に野菜の旨味を楽しめるものだった。
いただいたのは、ズッキーニ、ごぼう、新生姜、ピーマン、ニンジン、鶏肉、サツマイモ
※ あまりにも美味しくて、つい写真を撮るのを忘れてしまった(ノ◇≦。) ビェーン!!
特に個人的に絶賛級だったのは、鶏肉とサツマイモ。
我が家で食べている鶏肉とは質も違うだろうが、下準備で使用している調味料を教えてくださった。その準備だけでとても柔らかくなると言う。皮はパリパリで中はジューシー。事前に加えられている塩が絶妙の味だった!
また、サツマイモは天ぷらなのに、中がとても柔らかく、そして何より「甘い」!サツマイモの本来の甘味が出ていて、「これはデザートか?」と思わせるくらい。
※ 写真がないのが悔やまれるが、それだけ美味しくて夢中だった証拠(笑)
「完全予約制」
このお店は完全予約制を採用している。その理由はお店に来てくれたお客様に最大限楽しんでもらえるように十分に気を配れる人数に抑えるためだと言う。事実、私たちが訪れたときには、私たち以外には誰もいなかった。
必要に応じた「柔軟性」
しかし、ある人たちのために予約なしでも受け入れるようにしている。このお店の近くに火葬場があるんですが、周りに飲食店はほぼない。
また、このお店の付近は急な坂になっていて、成人男性が歩くにしても少し大変な坂の上にある。高齢者が自力で歩いて他のレストランに行くのはなかなか厳しい。
そうした火葬場を訪れた後、お店を探している年配の方たちにはゆっくりとしてもらえるように、予約なしでも受け入れているとのこと。そうした心遣いがお客様のこころに伝わっているんだろう。
「おもてなし」へのこだわり
店主は私たちの年齢や性別に応じて、食事の出し方に調整を加えていた。若い男性であればより大きいものを、若い女性であれば箸で割りやすい大きさのものを食べたい。
そんな気持ちを汲み取りながら、目の前の皿に出す食事をその人に合わせて調整していた。
※ キノコ飯を私はよっぽど楽しみにしている顔をしてるように見えたのか、他の人より多く盛ってもらえた(ラッキー!)
お客様との会話
天ぷら屋の職人のため、単に油に入れてそれを揚げるのではなく、硬くなりすぎないようにするための秘策なのを教えてくれた。この専門性やお客様の疑問に進んで答えることもとてもうれしい計らい。
感謝の言葉に対しての笑顔
お腹いっぱいになるまで天ぷらをいただき、自家製の梅デザートを堪能したあとに、出てきた一言は「本当に美味しく、楽しかったです。満足です。」。
この言葉を聞いたときの店主の表情が忘れられない。その言葉を噛みしめながら笑顔で受けてくれた。それは「ありがとうございました」と伝えた私もとても気持ちのいいものだった。
お客様それぞれに満足してもらいたいという誠実な願いのもと、それに見合った努力とこだわりの行動がちゃんと一貫しているからこそ、わたしたちも高い満足度を得られたと思う。
まとめ
非常に印象的な食事会だった。
カウンセリングを受ける人の背景は人それぞれで、全く同じ人などいない。だからこそ、その人のこころの中にあるものをまずよく聞きだし、その人が本当に必要としているもの、「まだ本人も気づいていないもの」を気づけるようにサポートすることが必要になる。
一貫したカリキュラムとその人へのカスタマイズ(数値化、図式化)することで、カウンセリングを受けられる方専用の取り扱い説明書を作れるように全力でサポートしていきたいと改めて強い決意をすることができた。
今後も少しでも有益な情報を伝えていきたいと思っています。私のモチベーションにもなるので、この記事を読んで共感した!よかった。と思ったら下の「いいね!」ボタンをポチっとお願いします。こういう記事を書いてほしい!という要望がありましたら、お気軽に「お問い合わせ」からリクエストしてください。お待ちしております。