部署異動で失敗しないために意識すべき5つのポイント

会社は自分と合う人といつも仕事ができるわけではありません。今現在、周囲とうまく関係ができていても、部署移動することになって、同僚との関係を良い状態に保つことが難しくなるということは決して珍しくありません。
それで、この記事では、会社で部署移動した際に、同僚から信頼をかち得るためにすべき5つのポイントをご紹介します。
もくじ
業務上のスキルよりも、まずは「信頼を得る」ことを最優先事項に。
新しい部署に異動すると、新しい仕事で行なうことを1日も早く覚えて仕事に早く慣れることにどうしても意識が行きがちです。それも無理もありません。人材が少なくて引継ぎもまともな仕方が行なえないようなケースもあるからです。通常業務に支障が出ないように誠実に努力することは大切です。
しかし、そうは言っても忘れてはいけないのは、「同僚から信頼を得られるように」取り組むことがまずは大切です。
“信頼”というのは、コミュニケーションをする上であなたの大きな資産です。
信頼は1日や1週間でできるものではないからこそ、地道に積み上げられたときには立派な資産と言えます。
これがあるかないかで、同僚・上司との評価、仕事のしやすさ、ビジネスライフが成功するかが大きく変わります。
どんな仕事をするにしても、共に働く人たちとの信頼関係がなければ、気持ちよく仕事を互いにできず、生産性も低下していきます。普段から信頼され、コミュニケーションの取りやすい人という評判を得ているならば、あなたがミスをしたときにも快くカバーしてくれるでしょう。
一緒に働いている人とのある程度の信頼関係がなければ、いずれ仕事が苦しくなり、八方塞がりの状態になることになります。
人の話をよく聞く(徹底的なヒアリング)
新しい部署になると、心機一転やる気も出て、仕事で良い結果を出そう!と気持ちが強くなるかもしれません。
そんなときに、陥りやすい落とし穴が「新しい部署のこれまでのやり方をガラッと変えたがる」ことです。
中には「なんでこんな業務フローしているのか?〇〇すればいいのに・・・」などとより効率的な方法を思いつくかもしれません。
その気持ちもわかりますが、今ここで一番大切なのは、「ひとまず様子見をすることでこれまでその部署で働いていた同僚を尊重する」ことです。
新しい環境、新しい仕事ではどうしても周囲のサポートなしにはできません。教えてもらう側であることを忘れてはいけないのです。異動してきたばかりの人に、特に背景もよく知らず「こうすればいいのに…」と意見を言われると、以前からいた同僚の人はよい気持ちにはならないでしょう。
チームのためになりそうなことをたとえ思いついたとしても、それをすぐに口にするのではなく、他のメンバーもあなたについてよく知り、信頼関係をある程度気づいてから伝えていくことのほうがが長期的にみて得策です。
自分に求められていることを明確に意識している
部署の移動があると、それまでいた部署の役割と新しい部署でのあなたの役割は変わります。これまでの部署でどれだけ大きな貢献をしてきたとしても、新しい部署で求められていることに最大限の注意を払う必要があります。
過去の自分にこだわりすぎないこと。
時には自分では気が乗らないようなことを頼まれることもあるでしょう。コピー取り、資料印刷とその整理、棚の整理など一見業務に関係なさそうに見えることを頼まれることもあるでしょう。
しかし、そうしたときでさえ、同僚や上司がどのような資料を扱っているのか、なぜこの資料がここに保存されているのか、質問して配属先の部署の背景や少し前の状況などの理解を深めることができます。
目の前にある仕事しか考えるのではなく、部署全体の動きと自分の仕事の両方に精通することによって、本当に必要されていることに迅速に対応できる人材になります。
冷静さを忘れない
ビジネスライフで成功している人の特徴の1つに、「感情に流されない」点を挙げることができます。
誰しも感情はあります。置かれている立場やその人の生い立ちによって感じ方は異なります。特に新しい環境に置かれた場合、不安な気持ちと戦いながら、新しいことに挑戦しなければいけないことも多いため、ストレスを感じやすいものです。
しかし、そうした中でも、感情に流されず、自分に求められていることに焦点を合わせ、その目標を達成するためには何が必要かを冷静に思考できるならばそれは大きな武器です。
新しい環境では、特に冷静さ、自制が大切になります。
上のポイントでも触れたように、思ったことをすぐに口に出してしまうことで誤った印象を同僚に与え、その誤解を解くのに時間がかかるということは珍しいことではありません。
常に自分を一歩引いてみる思考パターンは心理的負荷を軽減する上で強力なツールです。
同僚の性格や特質の分析
誰しも自分に合うタイプと苦手なタイプがいます。もちろんチーム内に自分に合う人ばかりであれば問題ないのですが、苦手な性格、話し方の人が同僚にいる場合、それは大きなストレスになります。
そんなときに必要になるのが、やはり冷静さです。
あなたのチームの一人一人の特徴の分析をしてみましょう。
「分析」と言ってもどのようにするの?
では順番に見ていきましょう。
① 観察&書き出し
次の内容を書き出してみましょう。
- その人の話し方の特徴
- その人の口癖の言葉
- その人がよく使う表情や目線
- その人のいい特質
- その人の弱点になり得る特質
ここに挙げた内容は比較的考えずに、日ごろ注意深く観察していれば書き出せる内容です。
② 特徴の分析
これらを書き出せたら、そこから自分なりに分析してみます。
“この人の本質的な特徴は何か?”
この質問への答えを自分なりに出します。
③ 自分の調整・適合を考える
そこまでいけば、あとはその人にとって一番楽に受け入れられやすいコミュニケーションの方法をあなたができるようにしていけばいいです。
まとめ
部署異動のときは、生活環境も変わったり同僚や上司が変わり、非常にストレスが溜まりやすく気持ちが落ちやすくなります。だからこそ、自分のココロをストレスから守るために試してみていただきたいことをご紹介しました。
- 業務上のスキルよりも、まずは「信頼を得る」ことを最優先事項に。
- 人の話をよく聞く(徹底的なヒアリング)
- 自分に求められていることを明確に意識している
- 冷静さを忘れない
- 同僚の性格や特質の分析
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