やめたいのにやめさせてくれないカウンセラーへの対策方法

カウンセリングをしていく中で、自分の中にある感情に気づいて一時的につらい気持ち圧倒されてしまうこともあります。
しかし、実際にはカウンセリング業界の中で、クライアントを自分から離れないように、つまり「カウンセリングを辞めさせないように」仕向けたり、何らかの方法でカウンセリングを継続させようとする人もいます。そうすることによって、クライアントが”カモ”になっていることに気づかないままズルズル続いてしまうことがあります。
この記事では、
- カウンセリングをもうやめたいのにやめさせてくれないカウンセラーの特徴
- その対策方法
をご紹介します。
なかなかやめさせようとしないカウンセラーの特徴4つ
毎回のカウンセリングに目標を設定しない
カウンセリングはただ友人や家族と話すこととは全く異なります。
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ただ世間話をして終了する場合は、もはやカウンセリングではなく「クライアントがカウンセラーに合わせている」状態で、むしろ症状を悪化させるだけです。
クライアントがカウンセラーを受け止めるのではなく、カウンセラーがクライアントを受け止める側でなければカウンセリングの効果はありません。
カウンセリングをやめようとすると、クライアントのできていないところを指摘する
クライアントの状況も改善してきて、カウンセリングの終了を聞いてみたところ、「あなたはまだ〇〇ができていないから、この点でもう少しがんばる必要がある」などと言い、カウンセリングを辞めさせないケースがあります。
確かに上のケースは一般的に言ってもあります。しかし、こうしたやり取りが複数回以上ある場合は、カウンセラーがクライアントを手放さないようにしている1つの戦略の可能性があります。
カウンセラーはカウンセリングの代金で仕事をしていますので、安定的な売り上げになりそうな人を簡単に手放したくないという心理が働いていることは十分に考えられます。
こうした状況になると、カウンセラーによるクライアント依存になっており、クライアントには害しかありません。
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「来週は〇〇、次回は〇〇」というふうに断らせる隙間を与えない
整骨院や歯医者などでも、できるだけ定期的に来院してもらえるように次回の予約を入れてもらうように勧めるということがあります。それと同じように、カウンセリングでも次回の内容をしっかり協調し、「次も必ず来てね!」というメッセージを伝えている方法です。
そうすることによって、クライアントのほうは「私が終了したいと言ったらがっかりするだろうな」と感じるようになり、カウンセラーに気を遣ってしまい、切るに切れない関係になっていきます。
これはもうそのカウンセラーに実質上支配されているのと同じ状態です。
カウンセリング期間が1年以上であるにもかかわらず、いつまで続ければいいかを提示できない

いつまで続くんだよ…
私のクライアントの方で、以前1年ほど、あるカウンセラーに通っていました。カウンセリングを始めたときは確かに辛かったのでもうそろそろ終了しようとしたところ、「まだカウンセリングが必要」と言われたようです。
その場ではその言葉を受け入れて継続したものの、しばらくしてから「カウンセリングがいらなくなる段階まで何段の階段があって、今私は何段目にいるのか」と尋ねたようです。
すると出てきた答えは「私もわからない」でした。その言葉を聞いて、私のクライアントは辞める決心がついたようです。
カウンセリングは本来「問題解決」という目標を常に設定しないながら進めていくものです。その道しるべを示し、パートナーとして取り組んでいくのがカウンセラーです。
今のあなたの現在地をカウンセラーは示せますか?もし今あなたの通っているカウンセラーに納得が行かないようであれば質問してみてください。
今あなたがすべきこと
今ここで挙げた特徴にあなたが通っているカウンセラーに当てはまりますか?
もし該当するということであれば、次のことを固く決める必要があります。
「カウンセラーがどう感じようが、カウンセリングを継続するかやめるかどうかを決めるのは私であって、カウンセラーではない!」ということです。
一度決意したら、その強い意思をはっきりと伝え、何を言われても意思を絶対に変えない!
これしかありません。
あなたに代わって代理で断ることができたとしても、本質的な解決策にはなりません。
カウンセラーを断れない「本質的な原因」
あなたはこう考えていますか?
- ほとんど雑談だけで私は何をしているんだろう
- カウンセラーをがっかりさせてはいけない
- 相手になかなか逆らえない
カウンセリングを必要なする方の傾向として、「自分よりも必要以上に他人を優先する、自分の尊厳を過小評価する」ところがあります。だから、悩むし助けが必要になるわけです。
ですから、上記の特徴に出てきたカウンセラーたちは安定的な売り上げになるために、意識的であれ無意識的にであれ、あなたを利用する対象のように見ている可能性があります。
いつも他人を優先して自分を自己犠牲にしている人は、子供から大人に成長する過程で、受け取ってはいけないものをブロックする壁をうまく構築できなかったのです。
人は日常的にまわりの人の言葉や行動から、+(プラス)と–(マイナス)の影響を受けています。自分を健全に守るためには、本来受けなくてもいいマイナスの影響をあなたがブロックする必要があります。
自分よりも周りを必要以上に優先してしまうのは、これまで育ってきた過程でその防護壁のようなものをしっかりと構築できなかったからです。
今後これ以上あなたが傷つかないためにも、問題があると思えるカウンセラーにはっきりとノーと言えるようにがんばる必要があります。
まとめ
今回の記事では率直にご紹介しましたが、悩んでいる方の心理的負担を少しでも軽くし、はっきりとノーと言える勇気を得られるようにするために書きました。
今カウンセリングを受けていて悩んでいる方には、決意が緩みそうになったらこの記事をまだ是非読んでください。私が相談に乗れる部分があるようであれば、お問い合わせフォームから是非気軽にお声がけください。
今後も少しでも有益な情報を伝えていきたいと思っています。私のモチベーションにもなるので、この記事を読んで共感した!よかった。と思ったら下の「いいね!」ボタンをポチっとお願いします。こういう記事を書いてほしい!という要望がありましたら、お気軽に「お問い合わせ」からリクエストしてください。お待ちしております。